起点 philosophy メインビジュアル philosophy
福島の記憶に残る生業をつくる
キテンでは、いわき市を中心に有機栽培した備中茶綿を使用し、
オーガニックコットン製品の企画・開発・販売を行っています。
社名には「出発」と「軸」の二つの意味を込めています。
地域に根付く文化を考える
東日本大震災は、福島に住む私たちに大きな影響を与えました。
環境のこと、地域社会のこと、
地場産業のこと、さらには個人の生き方まで。
自身を取り巻く全てを見直さなければならないと
思わされた出来事だったからです。
目まぐるしく変わっていく世の中に対し、
地域の誇りをどのような形で残していけるのか
ということを考えるようになりました。
大きな循環の中に揺るがない記憶を
それまであったものがどうにもならない理由で
衰退していくことは避けられません。
それならば、巡り合った務めに向き合い、
その行いを地域の記憶として残していきたい。
現代を生きる私たちの実践が次の時代の糧となっていくように。
それは、雨を受けて根を張り、花を咲かせ、
やがて土に還っていくコットンの種が教えてくれた
「生命の普遍」そのものでもあります。
個人の在り方で社会を変えていく
私たちは、まだ見えない未来の根っ子を目指します。
一人一人が思考の幅を広げて見解を突き詰め、
主体性を持つことが大切です。
コミュニケーションを億劫にせず、
携わる人たちや物を尊重する素直な感性を育むことを心がけます。
悩み、挫けながらも、明日を楽しみにしながら1日の終わりを迎えられる。
そんな単純な幸せが体現出来る企業でありたいと考えています。