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ふくしまオーガニックコットンプロジェクト
福島の復興と地域コミュニティの再生を目指して
福島の復興と地域コミュニティの再生を目指して

ふくしまオーガニックコットンプロジェクトは2012年春からスタートしました。原発事故の風評被害によって食用の作物が敬遠されていた状況を改善するため、口に入れない作物=コットンを有機栽培で育て、収穫された綿花の収益を生産農家に還元する取り組みで、福島の農業の復興と地域に活気を取り戻そうとしたのがきっかけです。

地元の農家さんや専門家に助言をいただきながら、NPO法人ザ・ピープルによる「栽培・援農ボランティアツアーの受け入れをする農業部門」を前進させ、そこからご縁が生まれた企業やアパレル商社のサポートを受け、いわきおてんとSUN企業組合による「収穫した綿花を製品化・販売する商業部門」を発展させてきました。

栽培初年度に種付きで100kg/1.5haしか収穫出来なかった綿花は、1000kg/2.5haまで収量を向上させています。また、本プロジェクトを通して福島に来訪されたボランティアの方々は延べ27000人にのぼり、農業で都市と地方を繋ぐ都市農村交流事業としての形も生まれています。

2019年に、いわきおてんとSUN企業組合のコットン事業部を前身として株式会社起点が立ち上がり、本プロジェクトに参加している農家や団体が栽培した綿花を材料として、生産者と消費者を繋ぐものづくりの取り組みを続けています。