worksのメインビジュアル works
フクシマエアルームコットン
フクシマエアルームコットン
メイドインジャパンのオーガニックコットンを栽培する認証取得プログラム

HEIRLOOM(エアルーム)とは、「家宝のように大切に扱われてきたもの」という意味。現在では、有機栽培の代名詞としても使われています。

福島で有機栽培している備中茶綿は、いわきの風土に適応し、 “固定種”としての歩みを始めています。2012年に5割に満たなかった発芽率は9割を超え、種の選抜を何代も経たことで遺伝的に安定した品種へ変化してきているのです。

しかし、福島の茶綿はオーガニックを謳う事が出来ません。なぜなら、現在の日本において“綿花の有機認証制度”はなく、国際的なオーガニック基準を遵守して栽培を行っても、日本国内で収穫した綿花はオーガニックコットンとしての公的な認証を得るのは困難とされているからです。

顔の見える取引こそが最大の証明と捉え、これまでは認証の重要性を軽視してきました。けれど、発展途上国での栽培の実態や、加工場の過酷な労働環境の改善をはじめとし、誰もが幸せな生活を送れる社会を目指す上で認証が大きな意義を持つのであれば、コットンを扱う企業として責任を全うしたいと考えています。

オーガニックコットンとは

オーガニックコットンとは、栽培に使われる農薬や肥料の厳格な基準を守って育てられた綿花のことです。世界の綿産地では、化学肥料、除草剤、落葉剤など、農薬の大量使用により、環境への負荷や農家の健康被害が深刻な問題となっています。また、過剰な化学肥料の使用によって地下水の汚染や、土壌微生物の消滅により、作物を育てる土壌の力が減少します。こうした状況を改善しようと、先進諸国ではオーガニックコットンの需要が高まっています。(日本オーガニックコットン協会HPより引用)